Step5 基本用語集 - Web制作のスタッフ
Web制作に関わるスタッフの役割です。それぞれの担当業務内容について、フルメンバーの人員でプロジェクト チームを持てるのは、一部の大型プロジェクトだけのケースです。たいていの場合は、ひとりのスタッフが複数の役割を兼任することが多いです。
■ マネジメント系
・プランナー
Webサイト制作のプランを立てて編集を行うのが、Webプランナーの仕事です。クライアントの要望をヒアリングした上で、Webサイトの利用者を想定して、ターゲットを設定します。その上で、サイトに掲載する情報を整理し分類して、「使いやすい」「見やすい」「分かりやすい」を意識しながら、ページ単位までの設計を行います。
Webサイトは、たくさんの情報が整理され掲載されている面から見れば「雑誌」に似ています。また、ホームページ(Topページ)を入り口として、さまざまな情報のページにつながっている構造から見れば「建築物」にも似ています。更にWebサイト自体は良く出来ていても、他のWebサイトとつながっていなければ用をなさないため、インターネット全体の構造も考慮する必要があります。非常に幅広い視点での検討が求められるわけです。
企画書を作成してクライアントに提案すると同時に、サイトマップや仕様書を作成して、具体的に制作プロジェクトのメンバーに伝える必要があります。表現したい内容によっては、イメージや色、フォントまでを具体的にWebデザイナーに指示するなど、仕事がやりやすくなるような配慮もしなければなりません。
・プロデューサー
企画立案後、予算からスケジュール、完成したホームページの宣伝業務まで総合的に管理する責任者のことです。通常、自らデザイン作業に携わることは、あまり多くありません。また、顧客である企業とエンジニアやディレクターなど制作スタッフとの間に立ち、両者の意思が一致するよう調整するのも、仕事の一つです。
・ディレクター
ディレクターとは、「監督」や「指揮する人」の意味で、制作現場における進行管理責任者です。
制作進行において発生する各種成果物の細かな監修や、スタッフへの制作および修正指示を行い、要件を正確に満たしつつ、スケジュールどおり制作工程を進行させることが仕事となります。
デザイナー、HTMLコーダー、システムエンジニアなど各専門家のスケジュール感、言語表現方法、目的意識、モチベーションなど多くの場合ばらばらです。制作現場においてディレクターは、常にスタッフの舵取りを行い、「次に何をやらなくてはならないか」が分かる状況をつくらなければなりません。
■制作系
・デザイナー
Webページのデザインを行います。見た目の美しさはもちろん、訪れた人が利用しやすいサイト、内容の分かりやすいサイトにするための構成などについても考案、提案します。
HTMLなどの技術知識とデザインセンス、そしてアイデアを駆使し、顧客の要望を満足させるWebデザインを作るのがデザイナーの使命です。
・イラストレーター
挿絵、説明図などのイラストを描く仕事です。1人で複数の媒体を担当することが多いため、ベースとなる描写力はもちろんですが、流行をキャッチできる敏感なアンテナ、媒体やコーナーに応じて描き分けができるセンスを持ちます。
・FLASHクリエーター
FLASHムービーやバナー広告などのFLASHコンテンツを制作します。Flashを使用して、意味のある商業ベースのコンテンツを制作するのがこの職業です。フラッシャーといわれる場合もあります。
・マルチメディア制作
インタビュー映像や、プレゼンテーション映像などを制作します。
・サウンドクリエーター
BGMや、効果音などの加工や制作をします。
・コピーライター
商品などの広告・宣伝の文案(コピー)やキャッチフレーズを考えて書く仕事です。
商品の内容やスポンサーの意図を把握したうえで、読者や消費者の目を引く、斬新な文章を書くことが要求されます。電車の中吊りや駅貼りのポスター、新聞や雑誌の広告からテレビ、ラジオCMまで、あらゆる広告のキャッチコピーを考える仕事です。簡潔な文章で、広告主が言いたいことをいかに的確に表現するか、より多くの人の目にとまる言葉にできるか、というアイデアやセンスが問われます。短いキャッチコピーだけでなく、ときには雑誌の記事のような長いコピーを書くこともあり、文章力も必要です。
たった数文字のコピーを何度となく考え直すことも少なくありません。根気がなければできない仕事です。
作ったコピーが、一発で採用になることはほとんどないと言っていいほどなので、ボキャブラリーが少ないと苦労します。
・ライター
依頼を受けテーマに基づいて取材や資料収集を行い、記事を書いていく、あるいは自ら企画して取材・執筆などをする仕事です。
新聞や雑誌、またはWebなどの媒体に記事を書きます。
ライターにはフリーランスで活躍している人も多いですが、中には、雑誌社や新聞社から、業務を請け負う制作会社や編集プロダクションに所属しているケースもあります。
・HTMLコーダー
HTMLの仕様に則した記述を行い、Webページをブラウザーで表示できるようにする作業を行います。Dreamweaverなどのオーサリングツールを用いるのではなく、直接HTMLタグを記述できるスキルが必要となります。Webサイトを制作する上で、重要な役割を持つこの職種では、HTMLの知識はもちろんですが、ファイルの容量やユーザビリティなどを考慮する知識も必要となります。HTMLコーディングスタッフといわれる場合もあります。
■システム系
・SE(システムエンジニア)
どういうシステムを作成したいかという要望に応え、適切なシステムの設計や分析を行います。
システムの設計を行い、実際にプログラマーをまとめてシステム制作を行い、できあがったシステムのデバッグまでが、システムエンジニアの仕事です。また、ハードウェアの構築、設定を行うこともあります。
Webサイトを安全に外部公開できるインフラ構築を担当します。
・プログラマー
SE(システムエンジニア)が設計した仕様書に基づいて、Webシステムを開発する仕事です。プロジェクトが小・中規模で、プログラマーの経験が豊富な場合、システムエンジニアの業務、つまり設計・全体管理の業務まで含めてプログラマーが担当する場合も少なくありません。
最近は一般的なWebサイトでも、システム連動している場合が多く、Webプログラマーは、簡単な問い合わせフォームから、ショッピングサイトのカート(商品購入のシステム)、データベースを使用するシステムまで幅広く開発しています。
・保守技術者
Webサイトが正常に稼働し続けていることの監視や、トラブル発生時の復旧作業をします。
